臨床例

50肩 2008.03.23

原因

 

ビールを飲みながら、肉類など脂こい食事を腹いっぱい食べている人で、間食、夜食をとり、あまり運動をしない人がなりやすい。日常不摂生している人が、50才台になり体力の曲がり角がきて、ホルモンのバランスが崩れる時期になります。短い人で3ヶ月、永い人で2年ぐらい痛みが続く、良くなる時は、あっけなく治る。肩の痛みだが、原因は内臓の疲れが大きく関係している。

 

一般的な治療

 

肩の間接を動かす運動をしてよくなる人の場合は、アイロン体操、ぶら下がり体操、などをして積極的に運動をしたほうが早く治ります。痛いときは安静にしていたほうがよくなる人の場合は患部、肩の運動はしないで、足や健側の腕を動かす運動をするとよいでしょう。人によって患部を動かしたらよい人と、患部以外の所を動かす運動でよくなる人とがあります。このようにあいまいな言い方しか出来ないのは、50肩で治った人の聞き取り調査をしてみるとこの2通りの回答がありました。これは事実ですからそのとおり書きました。個人的には、患部以外の運動のほうがよいと思っています。食生活の改善、毎日の運動、規則正しい生活、これは総ての病気に対して有効です。

 

鍼灸治療

 

00さん 75歳  女性  初診平成16年11月27日

 

4ヶ月前から右肩が痛くてこまる。右腕を上に挙げることが出来ない。左手を添えて持ち上げてやると上がる。右腕を前に伸ばそうとして途中で止まる。前からは左へをそえてやると上に挙げられるが、横からは全く駄目、後ろへも腕が回らない。自発痛があり肩がうづうづと痛い。

 

本治法

 

肺肝相克、経金穴を補い、陽経にある邪を取り除く鍼をする。肺肝相克で陰経を補う事は内臓の強化になり自発痛をなくす効果がある。陽経の邪を取り除くことはきわめて重要で腕を動かす時に引っかかる感じを緩和する効果が高い。

 

漂治法

 

*肩の前側が痛い場合は、反対側の前腕で肺経の尺沢穴よりやや曲池穴よりにコリコリしたコリ反応が手に触る。ここを目当てに治療する。

 

*肩の斜め前近辺の痛みには、反対側の前腕で大腸経の曲池穴近辺のコリを目当てに治療する。

 

*肩の横近辺の痛みには、反対側の三焦経で曲池穴と小海穴の中間ぐらいのところにあるコリを目当てに治療する。

 

*肩の後ろ辺りの痛みには、反対側の前腕で小腸経の小海穴近辺を目安に治療する。、上記の治療はすべて接触鍼をしてから知熱灸をする。

 

経過

 

治療後、自発痛はなくなり肩の動きがぜんぜん違うと驚いていた。この人は完治までの回数は15回で終了している。

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