臨床例

胃の支え、消化不良 2024.01.26

胃の支え、消化不良

 

 臨床例 女性、52歳、胃の支え、消化不良

 

 症状

 1カ月前から、胃が支えた感じになり、食べた物が消化されないような感じがする。近頃は胃の周辺が何とも言えない嫌な感じが有る。特に食後はずーっと胃の中に何か入っている感覚が抜けきらない。

 

 診察

 提鍼で胃の近辺を探すと、虚の反応が出ていた。そこで背部、腰部、腹部、胸部を比較脈診で、何処が一番虚になっているかを確認した。すると背部に一番虚の反応が強く出ていた。

 

 背部の何処が虚になっているのか?足背で確認してみると、足背の52Kに虚の反応が出ている。ここから背部に飛び、治療点は背の52Kという事になった。ここは胃の6灸と言われる所で、膈兪、肝兪、脾兪、の部位に当たる。

 

 昔の鍼灸師は、胃の不快感や消化不良には、胃の6つ灸をよく使っていた。この奥には、胃、膵臓、肝臓、胆嚢、小腸の交差点が有り、どの臓器に異常が有っても、この交差点で違和感を生ずる所でもある。

 

 この交差点の違和感は、胃の6つ灸が特効薬的な働きをして症状を緩和させる。指頭でその近辺の硬くなったコリを見つけて取穴する。コリが棒状になって盛り上がっている人も居る。

 

 治療

 背部52Kに取穴して、虚の反応であるから知熱灸で虚の反応が無くなるまで施灸した。背部にあった棒状のコリが無くなり、軟らかくなったのを見定めて治療を終了した。

 

 如何ですか、胃の不快感は?と聞いてみると今はスッキリして何ともない感じがします。という事であった。

 

 この人は来るたびに胃の6つ灸に知熱灸を据えた。ダンダン症状が軽くなり、5回目に来院した日には、初めから不快感は消失していた。

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