臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

イライラが強くヒステリーになる　　香川県　高松店　丸亀店

　イライラは精神的なものと思われがちですが、れっきとした病気であります。何でもない事に、むしゃくしゃして腹が立ち、自分でもわかっているのだが、どうしょうもないのです。お母さんの八つ当たりに、旦那や子供が迷惑をこうむり、顔色を見るようになります。

　原因は食べ過ぎ、間食、甘い物の取り過ぎ、過労、ストレス、等によることが多い。薬による副作用、生理前後の不安定も要因の一つになります。肝臓系統がやたら過敏になることによるイライラです。

　肝臓は解毒作用と消化作用を受け持っています。脂っこい物の食べ過ぎなどが続くと、肝臓は解毒作用、消化作用が重荷になり、だんだんイライラしてきます。その挙句、アレルギー性の過敏状態になります。

　こうなると、何でもないのにイライラして、腹が立って仕方がない。そこで家族の者に八つ当たりするようになります。

　臨床例　女性　３5歳
　
　子供2人、旦那との3人暮らし、1カ月くらい前から、イライラが強くなり、子供や旦那に当たり散らすようになった。自分でもわかっているのだが、このイライラがどうしても収まらない。

　診察、治療、

　肝臓系統の経絡（通り道）に強い過敏反応が出ていた。太衝という穴には、特に強い反応が出ていたので、ここに接触鍼をした。何回か接触鍼をしながら、反応を確かめていると、だんだん強い反応が弱くなってきた。

　反応が無くなってきたのを確認した。肝臓以外の治療穴も施灸してから、立てってもらい、イライラな気持ちがどうなったか聞いてみた。

　落ち着いた顔と、動作で、なんだか詰まっていたものが抜けたような気持ちです。久しぶりでゆったりとした気分になっています。この患者さん、その後、3回の治療で全快した。