臨床例

心臓の動悸が収まらない 2015.09.14

心臓の動悸が収まらない

 

 症状 安静にしている時や、少し動いただけで動悸がしたり、息が苦しくなるようなら、何らかの病気があるかもしれません。考えられる病気は、心不全、心臓弁膜症、などの心臓病。肺気腫のような呼吸器の病気。貧血、甲状腺の病気。更年期障害など多種にわたります。

 

 原因 動悸は心臓の鼓動が異常に早くなったり、神経的に強く感じられることによって、動悸が起こります。心臓を巡っている神経に異常が起きている場合が多いのです。

 

 心臓の神経は胸椎の5番、6番、から出て心臓のほうに来ます。背中が強く凝り、筋肉が固くなって、胸椎5番、6番、あたりを強く締め付けると、神経が圧迫されて、心臓へ行く神経細胞がうまく働かなくなります。

 

 そうなると心臓の活動がスムーズに行えなくなり、いろいろな症状となります。心臓病の多くは神経の不安定な活動によることが多いのです。

 

臨床例  78歳、男性。


坂道を登るときや、少しの仕事でも、すぐに動悸、息切れがする。少しは運動もしたいのだが、動くとすぐに動悸、息切れがするので、何の運動もできない。
背中や胸がいつも重苦しくて、金槌でたたいてもらいたいと言う。

 

 身体全体を調べてみると、背中の5番、6番、のところがとても弱っている反応が出ていた。背中が固く凝っており、これでは神経も圧迫されて動悸、息切れもするはずだと感じられた。

 

 早速、背の4番、5番、の正中線上に知熱灸を据えた。3回ずつやってみたがまだまだ、弱っている反応が取れない。反応がすっかり取れるまで知熱灸を据えた。

 

 

 

 治療が終わると、大きな息を吸い込んで、背中がとても楽になった。胸の方もとても気持ちがよい。これなら少しの散歩くらいでは動悸、息切れもしないような気がする。と言って喜んだ。

 

 この患者さんその後、3回の治療ですっかり動悸、息切れがなくなった。

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