鍼灸を学ぶ｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

奇跡の鍼灸治療

　今年の年賀状の中に、「昨年は奇跡の鍼灸治療をして頂き、本当に助かりました」という内容の年賀状をいただいた。どのような治療をしたのか、もう忘れてしまっていたのだが、改めてカルテを取り出し、内容を確認してみた。

　５０肩で何処へ行っても治らず、とても苦労していたのだが、当院の治療を受けると最初の治療で８割ほど良くなり、つぎの治療で完治してしまった。あまりにもあっけなく治ったので、これは奇跡だと感じたようであった。

　５０肩はほとんどの治療院が、痛い方の肩に治療を施している。これが治らない原因となっている。当院では遠隔治療といって、肩の反対側とか、肩の治療に大腿に治療点を取るというように遠く離れた処に治療点を取っている。

　人間の身体は痛い所に治療点がある場合が少ない。提鍼で調べてみると、ほとんどの治療点は遠い所や、隠れたようなところに治療点がある。自然の摂理は、なぜこのように分かりにくいことをしているのだろうか？

　痛い所や、違和感のあるところ、過敏になっているところ、はその部位の細胞自身に異常が起きている。人間の身体はその痛んでいる細胞に対して、反対側とか、裏側などが、代替え作用で、バランスを取り日常の活動に対処していると考えられる。

　治療はその代替え作用で頑張っている、遠隔部の細胞に対して治療を加えることによって、遠隔部がより強力な力を持つことによって、患部の細胞が復活する力が倍増するものと思われる。

　
　これはあくまでも推測の考え方ではあるが、当院ではほとんどすべての疾患に対して、遠隔治療を施している。その結果は驚くほどの効率で、あらゆる疾患が良くなっている。
　
　人間はすべての内部環境はバランスによって保たれている。一部の疾患といえども、身体は代替え部位を用意してバランスを取り、日常の活動を運営しているのではないか。もしそうであれば遠隔部位の治療は、的を射たものとなってくる。