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臨床例

老人の激しい腰痛 2020.03.24

老人の激しい腰痛

 

 臨床例 女性 70歳 激しい腰痛

 

 症状 転倒して、起き上がろうとしたときから、激しい腰痛に見舞われ、ピクリとも動けない状態となった。痛い所は腰で、腰の何処が痛いと聞かれても、とにかく身動きも出来ないほどの痛みが襲ってくる。

 

 左横向きに寝ていると、何とか寝ていることは出来る。しかしそれ以上に身体を動かすことが出来ない。手を動かしたり、身体をゆする動作でも痛みが走る。もちろんトイレにも行けない。

 

診察

 

 全く動けないので往診を頼まれた。患者は左横向きに寝ていて、全く動こうとしない。私の豊富な治療経験の中では、このような患者さんはときどき見かける。

酷い痛みであるから、私は過去では、この症状を実の反応と考えていた。

 

 実の反応として治療した経験では、ことごとく失敗したのである。その経験から、老人の激しい腰痛は虚痛として対処することにしたのである。虚痛と言っても何処に痛みがあるのか全く分からない。

 

 そこでわずかでも良いから動いてもらい、痛いという所に印を付け、その反対側に提鍼で虚の反応を探り、印を付けて、そこを治療点として知熱灸をするのである。

 

 治療

 

 この治療は時間が掛る。腰の痛みは腰全体に及び、少し動いても痛いという患部は無数にあるのだ。そこを一つ一つ拾い集め、その反対側(右腰の痛みに対して左腰を治療する)に知熱灸をして補った。

 

 ドンドン知熱灸をして補ってゆくと、身体の動きが少しずつではあるが良くなってくる。しかし、ドーゼが過ぎると後の症状に怠さが出たりするから、1時間を限度に治療している。

 

 治療は毎日往診して、腰の痛いという反対側に根気よく知熱灸を据える。毎日往診していると1週間ぐらいでかなり体を動かすことが出来るようになる。この患者さんの場合は1週間の治療で、何とか自分で起き上がり、立ち上がることが出来るまで良くなった。

 

 2週間目は週に3回の往診で対処した。2週間目の終わりには自分で割と早く起き上がり、玄関まで見送りに来てくれた。食欲、トイレ、軽い運動、手足の動作などゆっくりであるが何とか出来る様になった。

 

  この頃になると、右の腰が痛いとか、左の腰が痛いとか、肩凝りが激しいとか、症状が一定しなくてどんどん変化する。その症状に対応して反対側に治療したり、肩凝りなどは背の両側に治療している。

 

 ただ、初めから虚の反応と診て、知熱灸一本で対処した。鍼による瀉法は一度も使っていない。

 

考察

 

 70歳以上の老人の場合、転倒などの衝撃で激しい痛みを起こすことが時々ある。痛む場所はその患者さんによってさまざまであるが、若い人のぎっくり腰の酷い状態と同じような痛みである。

 

 この時、虚実の判定ではっきりと虚の反応であれば絶対に、鍼による瀉法を使ってはいけない。瀉法をするとその場は少し良くなったような感覚になるが何時まで経っても治らない。

 

 提鍼を患部に当て、腹や胸などと虚実の比較をしてみるのだ。他の部位との比較により痛む患部が虚であったり、お年寄りであるという条件が揃った場合は、思い切って知熱灸だけによる反対側の治療をしてみると良い。

 

 少しづつだが、確実に痛みが軽減してくる。早く治そうと焦る必要はない。根気よく毎日治療して、少しずつ動けるようにすると患者さんはとても喜ぶ。ある程度以上良くなると、治療回数を減らしてゆくと良い。

 

 治療回数を減らしてもある程度以上治しておけば、あとは自分の治癒能力でドンドン良くなってゆく。

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