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鍼灸おもしろ日記

小腸は健康長寿の要 2018.01.29


小腸は健康長寿の要

 

 食物の重要性は特に強調され、健康のために何を食べるか、気を使っている人は沢山います。ところが小腸の働きに注目している人は少ないようです。食べたものは全部、小腸で消化吸収されています。

 

 いわば小腸が栄養の採集場、すなわち体内食物の調達場ともいえる場所です。食べ物をいくら厳選しても、小腸がうまく機能していなくては、活動のエネルギーは出てきません。元気の源は小腸で作られるのです。

 

 また、免疫細胞も小腸で作られているのです。免疫細胞全体の60%は小腸で作られています。癌などを攻撃する免疫細胞は小腸が担っています。

 

 この重要な小腸は約6mの長さがありますが、内部は凹凸のある絨毛でおおわれています。その絨毛を全部伸ばすとテニスコート1面分の広さになります。この絨毛の表面に栄養分を消化吸収する約2500億個の細胞がびっしりと生息しています。

 

 この細胞は非常に傷つきやすいため、早いサイクルで新しい細胞と入れ替わっています。この細胞の一生はわずか数日と言われています。この速いサイクルの分裂が思わぬところでダメージを受ける事になります。

 

 抗癌剤は、癌細胞が早いサイクルで分裂を繰り返し、増殖する仕組みに注目しています。分裂するときに出来る弱りに付け込んで毒素を流し込むと、分裂している途中の癌細胞が壊死します。これが、抗癌剤が利く理屈です。

 

 カニが脱皮するときに殻を脱ぎ捨てます。それと同じことが癌細胞にも、小腸の絨毛にも起きているのです。この時、細胞の弱りが生じ、抗癌剤が利きます。

 

 ところが、癌細胞以上に早いサイクルで、分裂を繰り返している正常細胞があります。それが小腸の表面に有る大切な絨毛細胞です。早いサイクルで分裂を繰り返しているものですから、抗癌剤の毒素に対して非常に弱く、抗癌剤治療をすると小腸内部はボロボロになります。

 

 食欲がなくなり、吐き気、油物は見るだけで嫌になり、栄養物の消化吸収が落ち込むので、活力はドンドン低下します。これが抗癌剤による、苦痛の大きな原因です。

 

 抗癌剤治療をしながら食生活の改善をする人がいます。癌は抗癌剤で攻撃して、食生活の改善で免疫細胞を強化して、癌を攻撃する。この2本立てが最も効果的だと思うのが普通です。

 

 上記でも書いたように、抗癌剤は癌を攻撃すると共に、小腸をも激しく攻撃します。体内にある穀倉地帯(小腸)のこれから分裂しょうとする若い細胞が、真っ先にターゲットとされ、壊死してしまいます。

 

 これでは体力も免疫細胞も弱ってしまい、癌を攻撃する力が出てきません。その上、抗癌剤の作用で体内が酸性になり、癌細胞が増殖する土壌を作り出してしまいます。

 

 抗癌剤は癌を撲滅する薬ではありません。癌細胞を弱らせて少しだけ延命するための治療です。医者もそのことは良く分かっていて、延命治療といっています。抗癌剤治療をすると、吐き気、食欲不振、痛み、ダルサ、気分の落ち込み、抜け毛、など様々な症状が襲い掛かってきます。

 

 これらは小腸内部がボロボロになっている為の起きる症状であって、抗癌剤の副作用なのです。これらの症状を癌が起こしている症状と思っている人が多いのですが、とんでもない間違いです。癌細胞は普通細胞の変形ですから、通常では痛みも何の症状もありません。

 

 抗癌剤治療を続けるとあらゆる症状に苦しみながら、何年か後に死亡することが多いのです。それは大切な穀倉地帯である小腸も、共に攻撃する為の報いと言えるでしょう。

 

 食生活で癌を縮小させるには、化学療法をきっぱりと辞めて、食生活の改善だけで対処しなければなりません。特に小腸の機能を重視して、小腸が最も活発に働ける環境を整える、食生活の改善が大切になります。

 

 抗癌剤治療を辞めて、食生活の改善だけで癌治療をすると、小腸がしっかりしてくるため、栄養も潤沢に回り、生活は何の不定愁訴もなく、普通の快適な生活が出来ます。抗癌剤治療の、苦しみながらの延命効果と比べても、数段上の延命が可能です。

 

 食生活の改善はどのようにすれば良いか全くわからない人が多いと思います。その点において、食品優劣ランク表は小腸にとって最も優れた食品選別表と言えます。農薬、食品添加物、酸化した油、化学薬品、など害のある食品は最下位にランクされ、表示されています。

 

 食生活などの代替え医療で癌を克服する人にとって、ランク表は無くてはならないものです。癌という悪性腫瘍は体内環境の良し悪しが、大きく関わってきます。その為には、食品ランク表を使って、善玉菌を大幅に増やす食生活をすると、体内環境は大幅に改善されます。

 

 ここでは小腸の重要性を強調する為、癌治療を例にとって説明しましたが、すべての慢性疾患に対しても小腸は中心的な役割を果たします。穀倉地帯である小腸の機能を充分考えた食生活をして健康に過ごしてください。

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