臨床例

食欲不振 2010.03.23

肝臓系統の弱い人がなりやすい

 

普段から痩せている人、クスリや栄養剤を常用している人、何かの病気が元で肝機能が低下している人、うつ病の人、などが食欲不振になることが多い。

 

一般的な対処法

 

腹巻をしてお腹を冷やさないようにする。ヘヤードライヤーの熱風でお腹全体を気持ちよくなるまで暖めてやる。またお風呂の温水シャワーでもよい。クスリや科学栄養剤はなるべく使わない。肝臓は解毒作用をしている所ですから、化学薬品の毒素が肝臓にとって負担になることがあります。散歩、ヨガ、太極拳、などの運動を少しずつ体調と相談しながら始める。

 

鍼灸治療

 

00さん 女性  65歳   初診平成16年8月25日

 

6ヶ月あまり食欲がなく、あちらこちらの医者に掛かっているがだんだん痩せてくる。てんぷらや、脂濃い物を食べると吐き気がする。身長150センチ、現在の体重32キログラム、もともと痩せ型で元気な時でも、36キログラム前後だった。最近は疲れやすく何をする気力もない。だんだん痩せていくので心配になって、東洋医学で何とかならないかと思ってやってきました。

 

本治法

 

肺肝相克で、右から肺経、脾経、左から肝経、腎経の原穴を補った。てんぷらや脂っこいものを食べると吐き気がするというのは肝経の弱りです。肝経を充分補うと同時に、腎経、肺経、脾経も補う、全体に強めてやる事が大切になる。

 

漂治法

 

右の期門、日月、腹哀、を補った、これは肝経の強化を目的としている。右の四満,気穴、太赫、横骨を補う、これは腎経の強化を目的にしている。左の大横、腹桔を補う。これは脾経の強化を目的にしている。太椎と胸椎1,2,3、の椎間に知熱灸をした。此処で言う補いはすべて知熱灸3壮~5壮でしている。

 

経過

 

週3回の割りで治療、5回目ぐらいから食欲が出てきて、8回目ぐらいから脂ものが食べられるようになった.15回めで元気な頃の状態に戻る。週1回に切り替えてその後、ずーっと継続している。現在は健康そのものだが、健康維持のために鍼灸は続けている。

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