臨床例

左腕のしびれ 2017.02.17

左腕のしびれ

 

臨床例 女性、62歳

 

 2か月前から左腕が痺れはじめ、ダンダン酷くなっている。夜中も痺れて眠りが悪くなっている。もともと、食欲が旺盛で食べても、腹がいっぱいにならないような感じがする。

 

 普通、腕の痺れとなると、頚椎とか、背中の上部、脊椎に反応があることが多い。

 

 この女性の場合は、反応を探ってゆくと、右腰部の3-1Kに虚の反応が出ていた。左腕の痺れに対して、治療点は右腰の3-1Kを取っている。当院では反対側に治療点を取ることが多い。

 

 過食の人の場合は、腰に負担がかかり、何十年かすると、坐骨神経痛や糖尿病、足の痺れ、腕の痺れなどの症状として現れることが多い。

 

 この患者さんの場合も、慢性的な過食が原因で、右腰椎3-1Kに血行不良が現れ、それが左腕に来ているものと思われる。幹部が腰でも腕に疾患が現れることもあるのです。

 

 左手の中指陽の経脈に虚反応があり、ウエーブで左上腕に飛び、ここから右腰に飛んで、治療点は右腰の3-1Kになっている。

 

 治療するとすぐに左腕の痺れは緩和された。左右の腕を同時に動かしてもらい、比較してもらったら、まだ右よりは左のほうが重いという。

 

 これは長年の過食によって、腰椎に不純物がこびりついて起きる、血行不良が原因ですから、鍼灸治療と同時に、腹8分にする食事の管理も必要になります。

 

 本治法 腎脾相克 右から陰陵泉2、小海 左から陰谷、尺沢2 知熱灸

 

 標治法 右腰 3-1K知熱灸 左腕の痺れに対する治療点 知熱灸
     背4-1K 接触鍼 食べ過ぎを抑える鍼

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