臨床例

目の乾き 2010.04.13



目の乾き

 

目の乾き、目の疲れ、目がしょぼしょぼする、見えにくい、などのときとてもよく効く穴がある。

 

 

患者、56歳、女性、

この患者さんは、常連さんで週に1回はやってくる人です。今日も症状を聞くとまず目の乾きを訴えました。その他、肩こりや腰の疲れなどありますが、今回は、目の疲れにしぼって記します。治療もいろいろやりましたが、すべて省いて、目の疲れの治療点のみを記すことにします。

 

 

目は肝臓系統のつかさどりで、肝臓系統が疲れてくると、目に症状が表れてくる。現代は食品添加物が殆どすべてのものに入っているし、野菜から果物、養殖の魚も、すべて農薬や、薬によって汚染されている。厳密に言えば何も食べるものがなくなってしまうぐらい、化学薬品に汚染されている。

 

 

その化学薬品が体内に入ってくるのを、解毒するのが肝臓系統の大切な役目となっています。そのため肝臓系統は疲労困憊しているのが現代の世相であります。お年よりはもちろんのこと、若い人も目の症状を訴える人は多くなっています。

 

 

根本的に肝臓系統の疲労がありますので、1回の治療ですっかり、治ってしまうことはありませんが、治療をするとその場で目がすっきりしてよく見えるようになります。

23日は目の状態がはっきりしてとても快適に過ごすことができます。しかし、食生活に問題がありますから、また目が疲労してくる状態になります。

 

 

手の人差し指内側にある三間穴と、反体側の足裏示指にある、裏内庭という穴を使います。写真1は手の人差し指にある三間穴です。写真2は反体側、足の示指裏側にある、裏内庭です。右手に三間を取穴したときには、反体側の左足示指裏側の裏内庭穴を取穴します。

 

 

左右どちらの三間穴を使うかは提鍼で反応を確かめてから決めてください。どちらか判らないときは、左右の三間穴と左右の裏内庭穴を使ってもよいです。

 

 

 知熱灸というお灸をすえます。もぐさを棒状にしたもので、その先に火をつけ、三間穴から1,5cmくらい離して、あぶるようにします。20秒くらいで熱くなりますから、熱くなったら1回目が終わりです。次に裏内庭に知熱灸をしてください。

全部で5回ぐらいづつ知熱灸をすえます。

 

 

 この治療をすると患者さんは、目がすっきりしたと、とても喜んでくれました。

今回の女性の患者さんは、毎回来るたびにこのお灸をしています。

慢性的な肝臓系統の疲れが根本にあるため、完全に治りきることはありませんが、簡単につらい症状が取れる治療法を知っておくことは大切なことです。

このお灸は、目の乾きだけでなく、目の症状全般に効果を発揮します。

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