臨床例

花粉症 2017.01.31

花粉症


 治療点   鼻水、くしゃみ、 頭の2-1k 知熱灸


       目のかゆみ    三間穴、上裏内庭穴  知熱灸


       鼻、目、実の反応 胃経の実 背の4‐1K 接触鍼


       鼻、目、実の反応 大腸経の実 手示指外端 接触鍼

 

 健康で食欲旺盛な人が花粉症に罹りやすい。花粉症というのは胃経、大腸経、の過敏から来るアレルギー反応です。

 

 胃経は顔面の鼻の周りから目の中に入る経路と、こめかみに上がる経路がある。大腸経は鼻の周りから、胃経につながっている。

 

 この関係で、胃経、大腸経が過敏になっていると、花粉の時期に、鼻の中に花粉が入ると、強い反応を起こし、クシャミ、鼻水、目の痒みが起きる。

 

特に、大腸経は鼻の先端を巡っている為、鼻がムズムズ、クシャミ、が連発する。

 

 胃経は鼻の中央から目を巡っている為、目や眼の先端の痒み、目がウルウルする感じなどが出る。


 
 鼻の刺激で、頭の2-1Kが触発され、鼻水が出る。2-1Kというのは、鼻水、鼻づまりの特効穴です。

 

 三間穴、裏内庭穴は目の特効穴で、目の疲れ、視力の低下、などに使われる。ここが、胃、大腸、の実に刺激され、目のかゆみとなって現れたものである。

 

 もともと食べ過ぎがある人は、胃経、大腸経が強い人で、過食によってさらに過敏(アレルギー)になっている。花粉だけでなく、色々なものによって反応する可能性もある。

 

 身体の構造的にバランスの偏りがある関係で起きている。全身的なバランスを取ると共に、上記の特効穴を使って治療すると良くなる。

 

 臨床例

  

高校3年生 女性 3月半ば頃からクシャミ、鼻水、目の痒みが酷く、咳も出て、ちり紙が1箱、すぐになくなる。

 

本治法  脾腎相克 右から商丘穴、 霊道穴、 左から復溜穴、経渠2行線、
          に知熱灸をして補う。

 

標治法  胃実に対して、背の4-1K の接触鍼。


     大腸実に対して、手の示指外端の接触鍼。


     咳は肺経実、太淵穴に接触鍼。 肝実に対して中封穴の接触鍼。


     鼻水に対して、あたまの2-1kに知熱灸をして補う。


     目のかゆみに対して、三間穴、上裏内庭穴、に知熱灸をして補う。

 

 
     その他、背の3-1K, 後頚1-5L、三陰交、手拇指外端を補う。

 

 上記の治療を5回、行って花粉症は起こらなくなった。

 

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