臨床例

トイレが近い 2020.10.19


臨床例 男性 71歳 トイレが近い

 

症状 

 近頃、トイレが近くて困る。尿意がもよおすと我慢できない、それを我慢していると少し漏らしてしまう。夜中にも何回もトイレに起きる。

 

診察

 本治法 肝脾相克 変証 肝陽が一番の虚、脾経1が2番、腎経1が3番、心経2が4番の虚となっていた。前立腺肥大もあると思われるので、本治法を肝木穴を使って補う事にした。

 

 標治法 何時も尿意がもよおすという事から考えると、前立腺肥大の他に膀胱炎があるのではないかと考えた。

 

     膀胱炎の特効穴は曲骨の施灸であるから、足1-1Kの反応を調べてみると足指先Lのラインに虚の反応が出ていた。そこからウエーブで腹に飛び腹1-1L(曲骨穴を中心とする左右)を治療点とした。

 

     膀胱炎は腹の冷えが原因で、ウイルスが入り込み炎症を起こすため、尿道が常時刺激され何時も尿意をもよおす感覚になる。尿道が虚であるからウイルスの侵入を許している。

 

     そこで曲骨穴に施灸をすることで、曲骨穴を強くすると尿道が強くなり、ウイルスを撃退することが出来る。

 

治療

                 腹1-1Lに印を付け、虚の反応であるから、虚の反応が無くなるまで知熱灸を据えた。曲骨穴に虚の反応が無くなったのを確認して、どうですかトイレに行きたい感覚はあるか聞いてみた。今はスッキリしているとのこと。この標治法の治療と共に、本治法の施灸もした。

 

     2回目 3日後に来院した時には、頻繁に尿意をもよおす感覚は無くなっていた。1回目と同じ治療をして終了とした。

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