臨床例

アトピー性皮膚炎 2018.05.10

 

アトピー性皮膚炎

  

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臨床例  女性 8歳 アトピー性皮膚炎

 

 食べ物が悪いとすぐにアトピー性の皮膚炎となり、喉が痒くなる。今日もお好み焼きを食べに行った帰りに、喉が痒くなり、みるみるうちに赤くなり、喉を掻きむしるようなしぐさをする。掻くのは止めなさいと諭すのだが、どうしても我慢が出来ないという。

 

 診察

 喉の両側が赤くなり、両側7センチくらいの範囲で痒みがある。喉ばかりではなく、全身的にも痒みを訴えていた。まず、喉の痒みに対して提鍼を当て、検査してみると、実の反応が出ている。

 

 場所的には,左右の気舎、水突、人迎、の当りに相当する。ここは胃経の流注である。そこで胃経(足背示指)の反応を提鍼で検査すると実の反応がはっきりと出ていた。

 

 さらに胃経の何処が一番実かを検査すると、足首よりの足背4-1Kに実があった。そこからウエーブで治療点に飛ぶ。足背、下腿、大腿、背中、がウエーブのルートであるから、その4か所を比較脈診すると背中が一番強かった。治療点は背4-1Kという事になる。

 

 何故、アトピー性皮膚炎になるのか?甘い物、お菓子、白ごはん、お饅頭、など食品添加物の入っている食品や精製され、ビタミン類が剥ぎ取られた食品を食べていると、栄養不足や腸内細菌の、善玉菌、悪玉菌のバランスが悪くなって腸内環境が悪くなっている。

 

 悪玉菌の多い腸内では、少しでも害のある食品を取ると敏感に反応して、その場ですぐにアトピー性皮膚炎が出てしまうようになる。このような症状を回避するには、甘い物、お菓子、白ごはんの制限をして、玄米食などビタミン、ミネラル類の多い食品、野菜、果物、発酵食品、を多く取る必要がある。

 

 根本的には食生活の改善を徹底的にやることによって、アトピー性皮膚炎は完全に収まる。話が反れましたが、鍼灸治療では次のような結果となった。

 

 治療

 背4-1Kに印を付け、実の反応ですから、接触鍼で35回ほど擦った。治療後、実の反応を検査するとまだ、わずかに実の反応が残っている。そこで後、10回ほど接触鍼で擦った。

 

 この治療で完全に実の反応は無くなった。喉にも提鍼を当て検査してみると、実の反応が無くなっている。

 

どうですか喉の痒みは? と聞いてみた。


今は全然痒くないといって、キョトンとしている。今までの痒みが何処に行ってしまったのだろうという表情だ。

 

 とりあえず、アトピー性皮膚炎はすぐに完治した。しかし、上記にも書いたように、アトピー性皮膚炎の原因は腸内環境の悪化にあるから、根本的に治すには食生活の改善がどうしても必要になる。

 

 お母さんに食生活の大切さを話して、改善することを言ったのだが、子供の方がお菓子を取り上げられることは我慢できないと、泣き出した。お母さん困り果て、どうしたら良いのでしょうか? と言ってきた。

 

 白米のごはんに16穀米を混ぜて炊くとか、お菓子類は出来るだけ買わないようにしたり、果物を主体にして家に置くようにしてもらった。おかずは魚を主体にして、炊いた野菜類を付け合わせする、発酵食品、豆類はアーモンド、クルミ、ピーナッツ、などは少量を毎日食べるように言った。

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