臨床例

太陽光アレルギー 2017.03.31

 

太陽光アレルギー  丸亀店  高松店

 

臨床例  女性 65歳 太陽光アレルギー

 

 3月のお彼岸の日に、お墓参りに行き草むしりや、お墓の掃除をしていた。
帽子も被らずに、1時間ほど作業していたら、顔がヒリヒリしてきた。日焼けしたのだろうと思って気にも留めずにいた。

 

 ところが、その日から何日たっても顔の赤みと熱が取れない。真っ赤な顔をして人前に出るのも恥ずかしいし、太陽光に当たるとヒリヒリと痛みが出る。如何なっているのだろうと思い、お医者さんに行って診ると太陽光アレルギーだと言われた。塗り薬をくれただけで治してくれない。

 

 診察

 

 顔面が真っ赤になり、耳たぶまで赤い。少し熱もあり幾分、腫れてもいるように見える。顔面の虚実を確かめるために提鍼で検査してみると、顔面の胃経に実の反応が出ていた。

 

 この太陽光アレルギーは、胃経の実反応であることが分かった。ここまでわかったらもう治療は簡単である。胃経の経絡を追いかけて行って、実の反応がある所を、接触鍼で取り除けば治ってしまう。

 

 ただ何故この時期に、胃経に実反応が出たかである。春であるから肝経に実反応が出るのは分かる。胃経は何故だろう、そういえばぎっくり腰になるときに、胃経に実反応があるぎっくり腰もこの春に出やすい。

 

 春、木の芽時に出る実反応は肝経とは限らず、陽経すべてに実反応が出る時期であるのかもしれない。春にはいろいろな実反応のある病気が多発することを考えれば、それが正解かもしれない。

 

 治療

 

 両足の示指(胃経)に実反応が出ていた。示指の中でも足首寄りの足4-1Kが、一番実反応が強い。そこからウエーブで背中に飛び、背4-1Kを治療点とした。

 

 背4-1Kに接触鍼で35回ほどさすっている時に、患者さんが突然、顔のヒリヒリ感がドンドン少なくなってきました。というではないか、これには施術しているこちらもビックリした。

 

 背4-1Kの接触鍼で治るのは分かっていたが、治療中にドンドンヒリヒリ感が少なくなるとは、鍼の効果も大したものだと改めて感じた。

 

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