臨床例

喉のイガイガ 2017.01.28

 

喉のイガイガ   丸亀店  高松店

 

臨床例 喉のイガイガ  女性 35歳

 

 3日前から喉が痛くて、イガイガする感じもあり、喋ったり、食事をするときにも、いちいち痛みを感じるので困ってしまいます。何とかしてくださいと言ってやって来た。

 

 診察

 

 喉の前面を、鎖骨の上から、顎までの間を5等分します。顎の下を1として、次を2、喉仏の部分を3、その下を4、鎖骨の上でペコンと凹んでいる部分を5とします。その高さで横に線を引きます。それが喉の経脈の線です。

 

 喉が痛いという場合、どの経脈に炎症が起きているのか? またその炎症が実なのか、虚なのかを知る必要があります。提鍼の1粒側の銅で、実の反応が分かります。提鍼の4粒、亜鉛の側では虚の反応が分かります。

 

 痛いという炎症ですから、実の反応ではないかと推定して、1粒の銅を皮膚に当て横に滑らせて、片方の手では脈を診て、沈脈が強く打ってくる反応を診ます。上から順番に1粒側の提鍼を当て、脈を診ていくと、4の経脈の部分で実の反応をキャッチしました。

 

 これで痛いという炎症は、実の反応であって、4の高さで、喉の中央部分にあるという事が分かります。痛いという信号は脳で感じますので、手足の指に反応が出ています。喉は陰経ですから、手掌で実の反応を探すと、示指の付け根【4-1K】に実の反応が出ていました。

 

 そこからウエーブで前腕陰に飛び、治療点は前腕陰4-1Kが治療点となります。

 

治療

 

 実の反応ですから、接触鍼をします。鍼の竜頭を持ち、斜めに構えて30回ほどさするのです。決して刺入はしません。1寸1番の鍼ですから鍼は柔らかです、感触としては風が通り過ぎるような感覚です。それでもしっかりと効果はあります。

 

 痛い鍼を深く差さないと利かないと思うのは間違いで、鍼はどんなに浅くても回数を多くすればよく効きます。しかし、実の反応が無くなればストップします。

 

 治療点の実の反応が無くなったのを確認して、喉に1粒の提鍼を当て、実の反応を診るともうすっかり無くなっていました。これでもう喉の痛みは無くなっているはずです。

 

 患者さんに喉の痛みはどうですか? と聞いたところ、しばらく喉をさすったり、つばを飲み込んだりしていたが、やがて喉の痛みはすっかり無くなっていますねと言った。実の反応を目安としてこれを取り除けば痛みは無くなるのです。

 

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