臨床例

脳こうそく後遺症 2017.01.27

 

脳こうそく後遺症   丸亀店   高松店

 

 臨床例  75歳 男性 左脳梗塞後遺症

 

 42日前に脳梗塞を発症、右手、右足がダラリとなり、全く動かなくなった。急いで病院に駆け込み入院、応急手当の結果、脳梗塞の詰まりは解除されたが、右手、右足は全く力が入らなくなっていた。

 

 入院、1週間で足の方はどんどん回復、普通に近いほど歩けるようになった。右手の方は、重ダルサが残り、左上に挙げる動作、グーパーの指の動作、右手示指の開きが悪い、箸を上手にもてない、ろれつが回りにくい、等の症状が残っていた。

 

脳梗塞後遺症は発症から3カ月までが一番治りが早く、約8割はこの期間に改善される。その後、3カ月で2割が改善される。発症後、6カ月を過ぎると脳細胞が固定され、治りの改善が見られなくなる。その為、初期のリハビリが大切になる。

 

 治療方法

 

 人間には生体電流といって非常に微量の電流が流れています。手足20本の指にはそれぞれ違った生体電流が流れていて、脳と繋がっています。脳梗塞を起こして脳の一部がマヒすると、麻痺している部分の手足の指に流れる生体電流が弱ってきます。

 

 当院で開発した、提鍼と診断技術は、その弱っている指の生体電流を正確に感知することが出来るのです。どの指の生体電流が弱くなっているかを診察して、その指の元気を取り戻すような知熱灸をします。

 

 この治療によって、ピンポイントで麻痺している脳の一部を回復させる治療が出来ます。脳と手足の指の先端は密接な関係にあり、指先に知熱灸をすることによって、脳の内部を活性化させることが出来るのです。

 

 提鍼の亜鉛、4粒の方は生体電流の虚【弱り】を感知することが出来ます。提鍼の銅、1粒側では生体電流の実【過敏】を感知することが出来ます。麻痺している手足は生体電流が虚の状態ですから提鍼4粒の方を指に当て、片方の手で脈を診るとその弱りがはっきりと出ています。

 

 これによってどの指の系統が弱って、この麻痺を起こしているのかが、手に取るように分かります。そして上記でも書いたように脳と指先は密接な関係にあり、弱っている指の、もっとも弱っている部分を選び出し、そこに知熱灸を据えると、脳の中にお灸を据えているような効果があるのです。

 

 頭でも表面の場合は、頭に直接知熱灸を据える場合もありますが、脳の内部に梗塞などの疾患が出来た場合は、手足の指先を使って施術することが多くなります。

 

 この患者さんの場合、右腕を顔に近づける動作が難しかったのですが、知熱灸で指先を補った後で、右腕の動作を確認すると、やすやすと顔の近くに腕を持っていき左の頬っぺたを、ぱちぱちと叩いて、こんな動作が出来るようになったと言って喜んだ。

 

 治療

 

本治法 井木穴を使う 肺肝相克 左足示指内端、左手拇指内端、
        右足拇指内端、右足小指内端、この4穴を使って本治法をした。

 

標治法


左手掌5-5L(左手掌拇指内端)―――自分の顔に右手を引き付ける動作の為。
左手背1-3L(左手中指外端)―――右手を開く動作を良くする灸。
左足底1-3L(左足中指内端)―――右足底にも少し麻痺の反応あり。
左腰3-1K(腰椎3,4の正中線上―――便秘に対する治療点。
左手掌1-5K(左小指内端)―――舌が少し、ロレツが回りにくいための灸。
左手背1―4K(左示指外端)―――右人差し指の開きが一番弱い、その灸。

 

以上、左腰のお灸以外は、総て指先に治療点を取った。しかも右手足のまひに対して、標治法の治療点は、すべて左を使っていることに注目してください。

 

2回目の治療(21日後に来院)

 

 左腕の上げ下げや、伸ばす動作、引っ張り動作では、ほとんど正常に近い状態になっていた。前回の治療後にとても軽くなっていたが、日を追ってどんどん良くなったそうだ。

 

*便秘は治療後3日ぐらい良かったがその後又、便秘気味になっている。
*左手指の握りと、伸ばしに力が入らない。スローモ=ションで指を動かしている感じである。

 

本治法 井木穴を使い前回と同じ穴に治療した。

標治法は前回とほぼ同じ穴を使った。


治療後、指の曲げ伸ばしの動作は、2割ほど改善された。箸を持つ動作も出来るようになった。

 

治療は現在も続行中

 

考察

 

 脳梗塞後遺症は生体電流の弱りとなって指先にはっきりと表れている。提鍼の技術があると、何処の指のどの部分に弱りがあるのか、ピンポントで施術できる。それが脳の弱りを的確に改善する役目を果たしている。その意味において今後、鍼灸の技術が見直される可能性もある。

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