臨床例

めまい 2017.02.14

めまい

 

 11月になって寒くなってくると、立て続けに3名ほど、めまいがする患者さんが来院した。今年の風邪はめまいを伴うのかもしれない。

 

 突然めまいに襲われ、立つことも出来ない、トイレに行くのにも這って行く、目を開けてもくらくら回り、光を見ても回る感じがする。

 

 何かとんでもない病気になったのではないかと心配になる。病院に行って、検査をしてもらおうかなと思ったのだが、その前に鍼灸院に行って診てもらう方が早いような気がしてやってきました。

 

 常連の患者さんは鍼灸を信頼してくれて、何かあったら真っ先に駆けつけてくれる。誠にありがたい、信頼関係のある患者さんだ。

 

 昨夜から突然めまいが始まり、仕事にもならない。何とか収めないと、この忙しい時期にどうにもならない、と言って来院してきた。

 

 診察してみると明らかに風邪引きの反応がある。しかし、本人は風邪引きだとは気が付いていない。喉の痛みと鼻水が少々あるだけだという。

 

 風邪の菌は、患者さんの弱いところを見つけて、そこに集中して繁殖します。その為、風邪引きと言っても症状はまちまちで、どこに出てくるか分かりません。

 

 どんな症状であっても急激に出てきたものは、風邪引きが関係しているのではないかと、疑って診察をしています。

 

 めまいの場合は耳に関係が深く、耳の近辺に反応が出ている場合が多いのです。提鍼という診察する棒を耳近辺に当て、片方の手で脈を見ていると、耳の前上部に強い反応がありました。

 

 ここは肝経や肺経の通り道で、この経絡が侵されて、めまいが起きている事がはっきりと読み取れました。

 

 その経絡を治療したところ、さしものめまいも4回ほどで完治した。酷い症状であっても、急激になった疾患は、治療が的に当たれば、急激に治るものです。

 

 臨床例

 

 本治法 脾腎相克 経金穴 右から商丘、間使、 左から復溜、霊道、
              に知熱灸
      


        邪の処理  右から豊隆、支正、 左から飛陽、遍歴、
                に接触鍼。

 

標治法 大衝、肝経の原穴でめまいにも効果を発揮する。接触鍼。


    
    手拇指内端「少商」、 肺経の先端で顔面の耳前面と関連する。

    接触鍼。
              めまいには特に効果を発揮する。

 

 

その他、 三陰交、下腿陰の5-1L、然谷、頭5-1K、頭1-2L、背3-1K、
      へそk、腰1-4L、三間、に知熱灸をすえた。

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