臨床例

膝が痛くなる マラソン選手 2017.04.24

 

膝が痛くなる マラソン選手

 

 マラソンが趣味で、マラソン大会があるといつもエントリーして出走している。いつも10キロから15キロの練習をしているが、近頃では5分ぐらい走ると痛みが出て走れなくなる。普通に歩くのは何ともない。

 

 腰は慢性的に右側が痛く、前屈出来ない。膝は左外側の痛みが強い。右腰の慢性的な腰痛に対して左背5-3Kに鍼灸の治療を加えた。左膝外側の痛みに対して右背5-4Kに接触鍼の治療を加えた。

 

 膝の痛みには腰痛や背中の反応点を治療することが根本治療となります。その為まず、慢性的な右腰痛に対して左背5-3Kで治療。左膝外側の痛みに対しては、右背5-4Kの接触鍼で左膝外側を狙った。

 

2回目 今回は10分くらい走ると痛くなってきた。

 

 腰痛は少し違和感がある程度に変わった。しかし、腰を後ろにそらすと痛い。左膝は膝の後ろの痛みと左外側の痛みがある。

 

 治療は腰を後ろにそらすと痛い、に対しては右背4-1K、に接触鍼。左膝外側の痛みに対しては右背4-5K、に接触鍼をしてから知熱灸を据えた。

 

3回目 30分くらい走ると痛くなってきた。

 

 腰痛は無くなったようだ。30分ぐらい走ると左膝外側と膝の後ろ側が痛くなる。左膝外側の痛みに対しては、右背4-5Kに接触鍼をしてから知熱灸を据えた。左膝の後ろ側の痛みに対しては右下腿陽2-5Kに接触鍼をしてから知熱灸を据えた。

 

 4回目 6Kメートルぐらい走ることが出来た。

 

 6Kメートル過ぎから左ふくらはぎの引きつるような痛みが出てきた。治療は右背4-5Kと、左ふくらはぎの痛みに対して右下腿陽2-5Kに接触鍼をしてから知熱灸をすえた。

 

5回目 12Kメートル走れた。

 

 痛みとまではいかないが左膝外側に違和感があった。治療は左膝外側の違和感に対して右背4-5Kに接触鍼をしてから知熱灸を据えた。近いうちにマラソン大会があるので出場したいと思っているとのことであった。

 

 膝の痛くなるマラソン選手の場合、ほとんどの人が腰痛を持っている。その腰痛を取り除くことが膝の改善には欠かせない。腰痛を完全に取り除きながら膝の治療をするとスムーズに膝の痛みは解消してくる。

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