臨床例

目の渇き(ドライアイ) 2017.03.23

目の乾燥(ドライアイ)

 

 臨床例 女性、45歳、
今年の4月ごろから目の乾燥が酷く、目が開けていられない。まぶたの上が痛く、仕事中でもしばらく目を閉じて安静にすることがよくある。パソコンでの仕事が多く、目の乾燥では困っている。

 

 提鍼で目の周りを探してみると、目の下、瞼の上、目尻、コメカミ、前頭部、等に実の反応が出ていた。目の乾燥はこの反応から、実の症状であることが分かる。

 

 手足の経絡から、実の反応が出ている経絡を探すと、足の胃経に実の反応がはっきりと出ていた。

 

 胃経の流注は、顔面では目の下から顎に来て、そこから上にあがり目尻、コメカミを通って前頭部から瞼の上まで来ている。この流注と顔面を提鍼で探した時の反応がぴったり一致していた。

 

 これで胃経の実を取り除けば、目の乾燥は良くなるものと思われる。さて、では胃経のどのツボを使って治療すればよいかが問題となる。

 

 足示指背面から胃経は始まっている。そこから、ウエーブ(鍼灸を学ぶを参照)で飛んで背中の4-1Kが治療点となった。

 

 背中の4-1K。背骨の正中線上で、胸椎6番、7番、の上に当たる。この正中線上に5センチ程の治療点を取った。

 

 治療点には実の反応がはっきりと出ていたので、接触鍼でサッサッとなでる刺激を27回ほど行った。その後、反応を調べてみると、まだ反応が残っていたので、あと10回付け加え、反応が無くなったのを確認した。

 

 これで目の乾燥は良くなっているはずだが、念のため顔面に提鍼を当て、目の周りの実反応が取れているかどうか調べてみた。きれいに取れている。

 

 どうですか、目を開けて、目の状態を診てください。目が乾燥して痛くなるような感じは無くなっています。この状態がずーっと続いてくれるとうれしいのですが、大丈夫でしようか? 同じような治療を3回ほど繰り返し行えば、目の乾燥は完全に治ってしまいます。大丈夫ですよと言って治療は終わった。

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