臨床例

鼻の渇き 2015.12.01

鼻の渇き  高松店 丸亀店

 

 鼻の渇きを訴える人が、冬になると多くなってきます。夜中の気温が0度~5度くらいになると外気が冷たく、息を吸い込むと鼻の粘膜に冷たい刺激が加わると、鼻の軟膜が乾き、痛くなります。

 

 寝ていても鼻が乾き、痛くて寝られない状態になるので、マスクをして寝るとか、布団を頭の上までかぶり、自分の吐く息の湿気を吸い込み、何とか鼻の乾燥を押さえている人が多くなります。

 

 このような鼻粘膜の乾燥はなぜ起きるのでしょうか?

 

 鼻に提鍼を当て脈を診ると、鼻の先端から唇の上までの範囲が虚〈弱っている〉の状態になっています。その為、鼻粘膜に潤いが無くなり、乾燥してきます。乾燥した粘膜に冷たい外気が入り込むと、その刺激で痛くなります。

 

 鼻の先端が虚しているのですから、その虚がどこから来ているか探し出して、治療すれば、鼻の先端が実となり、鼻粘膜が潤ってくることになります。

 

 臨床例 75歳 男性

 

 鼻が乾燥して、毎晩寝る頃になると、マスクをして寝ている。マスクは長時間付けていると、耳が痛くなり安眠できない。布団を頭からかぶって寝るのも、息苦しくて困る。何とかならないものかといって来院してきた。

 

 診察してみると、鼻の先端が虚している。顔面は手掌、または、足底と深く関連している。まず、手掌と足底を比較してどちらが虚かを診た。足底のほうに虚がありましたので足底の、どの指が一番虚であるかを見た。

 

 足底薬師内端が一番虚となっていた。ここは顔面の鼻先端と同じ番地で関連している。虚であるから、足薬師内端に知熱灸をして、虚の反応がすっかりなくなるまで補った。

 

 この治療により、その場で鼻粘膜の潤いが出てきたと、患者さんは喜んだ。風邪ひきの反応もあったので、そのほうの治療も行った。このような治療を3回続けて、鼻の渇きは治まった。

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