臨床例

皿が痛む膝関節痛 2017.03.06

皿の痛む膝関節痛 香川県 高松店 丸亀店

 

 膝の皿、辺りが押すと痛む膝関節痛も、結構多い症例です。皿を大きく動かすとズレる感じや、引っかかる感じもある。この症状も大元は背中にあります。遠く離れた背中の過敏反応が、背から腰、太ももから膝まで来ている筋肉や神経を通して痛みを発しています。

 

 腰椎の2番、3番、の骨と椎間板が硬くなり、神経や血管の出口が狭められ血流が悪くなると、膝関節の骨や細い血管に血液が流れにくくなり、骨や軟骨、筋肉が委縮します。この時に何らかの衝撃があると、その衝撃によって、筋や健に変性が起き、痛みが発生します。

 

 膝の上は(皿の辺りは)肝経陽に関係しています。膝の真上は肝経陽、斜め外側は胃経、横は胆経、膝の裏側は、膀胱経2行線、と膀胱経1行線があります。膝の内側は、上から肝経陰、脾経2行線、内側中央が脾経1行線、その下が腎経2行線、一番下が腎経1行線です。

 

 膝が痛いと言っても、何処がどのように(虚か実か)痛いのか、よく部位を見極めて何系の変動によるものかを診てください。そしてその経絡のどこに治療点を取ればよいかを調べてください。

 

 臨床例

 

 女性 59歳 左膝の上を押すと痛い、歩くとお皿がずれるような感じと、引っかかる感じもある。自転車から降りようとして、左足を付いたとき、膝に痛みが走った。すぐに治るだろうと思って1カ月が過ぎるが、一向に治らない。このまま一生、膝の痛みが取れないのではないかと不安になっている。

 

 左足の甲、足親指から足首まで、肝経陽に沿って提鍼を滑らすと、実と虚の反応が出ている。足首あたり5-1Kに強い反応があった。ここからウエーブで左大腿から右背5-1Kに飛び、治療点は右背の5-1Kの鍼灸となる。

 

 うつ伏せになってもらい、右背5-1Kに接触鍼をして実の反応を取り除いた。その後に、残っている虚の反応に対して知熱灸をした。腰では腰3-1K(2番、3番、の上)に知熱灸をして、硬くなっている腰椎を軟らかくする治療をした。

 

 治療後、立てってもらい、歩いてみると、左膝の痛みが無くなっている。お皿を上から押さえてみても痛くない、不思議ですねえ。膝全体が軽くなって歩きやすいです。
と言って喜んだ。

 

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