臨床例

後ろそらしで痛むぎっくり腰 2017.02.25

後ろそらしで痛む、ぎっくり腰 香川県 高松店 丸亀店

 

 後ろにそらすと痛むぎっくり腰も結構多いものです。そらすことが出来ない為、多少まえかがみで、歩くようになります。

 

 後ろそらしで痛むのは、胃経が関係しています。胃経は背の6番、7番、と関係があり、食べ過ぎ飲み過ぎなどで、胃に負担が掛ってくると背中の6番、7番の両側が凝ってきます。

 

 そのコリがピークに達した時、急に起き上がった時など、6番、7番、辺りの神経が引っ張られて、神経に傷がつき、ぎっくり腰となります。この場合の特徴は後ろにそらすことが出来ないぎっくり腰となることです。

 

 臨床例

 

 男性 35歳 運送業で勤めているが、このところ残業続きで、心身共に疲れ切っていた。少し熱っぽくて、風邪でも引いたかなと思っていた。無理して仕事をしている時、急に腰が痛くなってきた。それからは腰を伸ばすことが出来ない。

 

 少しまえかがみで歩いていると、上司に、どうしたのだ!! いや、腰が痛くて、伸ばせないのです。それなら普門堂に行け!! ということでやってきました。

 

 診察してみると、背の4-1Kに過敏反応が出ていたので、接触鍼をして実の反応を取り除いた。腰では1-2Lが過敏になっており、実と虚の反応が出ていた。接触鍼をして実の反応を取り除いてから、知熱灸をして残った虚の反応を補った。

 

 この治療で腰の痛みは無くなった。風邪もひいていたのでその治療も同時に行った。治療後は身体も軽くなり、生き返ったようだと言って喜んだ。

 

 腰の中心部が痛い時には、治療点も正中線上に取ります。また腰の下部が痛むのに対して、背中に治療点を取るのは、上と下の関係で関連しています。

 

 右腰痛には、左に治療点を、左腰痛には、右に治療点を取るのが原則です。

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