臨床例

扁桃炎 2015.09.19


扁桃炎  香川県 高松店 丸亀店

 

 口蓋扁桃で細菌の活動が活発になって起こる炎症を扁桃炎といいます。風邪や疲労がたまったとき、季節の変わり目、体調の悪い時などに発病しやすくなります。急性の場合は、喉の痛みと発熱を伴います。ときには、中耳炎や腎炎などの2次感染を引き起こすことがあります。

 

 耳たぶの下で、下顎骨の内側(喉より)に扁桃はあります。扁桃炎を発症しやすい人は、何でもない時でも、ここを押すとコリコリとした塊があります。


扁桃は腎臓とも深い関係があり、足を冷やすと扁桃炎や中耳炎、ときには腎炎にもなります。

 足を触っても温かいのに、足の冷えを感じる人がいます。これは内部が冷えている為で、腎臓の弱い人や、扁桃炎、中耳炎になりやすい人に多くみられます。

 

 養生法 過食、間食、などが多い人の場合、腎臓に負担が掛りやすくなります。腎臓と関係の深い扁桃にもコリが溜まり、冷えや、風邪ひきなどの時、真っ先に扁桃炎がでてきます。日頃から、過食や間食に注意してください。

 

臨床例

 

35歳、男性、 扁桃炎が出ると高熱が出て、寝込んでしまう。2~3日仕事にならない。寒い時、風邪を引いたとき、等に出てくるので困ってしまう。中耳炎にもよくなり、耳が痛くて眠れないこともある。

 

 耳たぶの下で、顎骨の内側を押してみると、両方ともコリコリとした塊があり、痛いと言う。扁桃炎はここが腫れてくるもので、酷くなると真っ赤に腫れて、熱をもってくることもある。

 

 この扁桃炎には足の裏にある然谷穴がとてもよく効く。然谷穴も押してみるとコリコリとした、圧痛がある。然谷穴に知熱灸をすえていると、だんだん耳の下にある扁桃のコリコリした塊が柔らかくなってくる。多層灸といって反応のなくなるまで知熱灸をすえる。

 

 もう一つ、少衝穴(手小指爪の拇指則)ここは耳たぶのすぐ前にある虚の反応に対して効果を発揮する。耳の痛みを伴う場合は欠かせない穴となる。ここにも反応がなくなるまで知熱灸をすえた。

 

 今回の治療で、耳の痛み、扁桃炎の腫れ、熱、も引いた。その後3回の治療で耳の下にあった、コリコリした塊が柔らかくなり、ほとんど手に触れなくなった。

 

 この扁桃炎は、その場は完治しても、冷えや、風邪ひき等で、また出てくる可能性はある。耳の中や扁桃にはウイルスが住み着いていて、冷え、風邪ひき、ストレス、などで体力が弱ると一気に増殖して再発するのです。

 

 抗生物質や薬による治療よりも、副作用のない鍼灸治療の方が、安全で健康にも良いので、お勧めしたい。

 

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