臨床例

癌と睡眠 2014.10.22

癌と睡眠

 

 睡眠は癌患者さんにとって最も大切な条件となる。眠っている間は、成長ホルモンが分泌され、傷ついた細胞を修復する作用がある。夜の睡眠時間は体の修繕時間に当たります。

 

 健康を保つためには、適切な睡眠時間が不可欠です。人間の体の免疫力は副交感神経が優位になる夜に高まることがわかっています。

 

 副交感神経が優位になると、栄養の消化吸収が盛んになり、免疫細胞であるリンパ球の数が増加します。夜はしっかり寝て癌の発症を防ぎましょう。

 

 癌患者さんが訴える症状の中で、眠れないという症状はとても多く聞きます。
なぜ、眠れなくなるのでしょうか。

 

 食欲不振、苦しい、痛い、眠れない、ダルイ、など多くの症状が同時に出てきます。これらの症状に対して、脳は次々と指令を出して改善を図ろうとします。


そのため、脳は疲労困憊でありながら、脳神経過敏になっています。

 

 昼間は交感神経が働き、血流が多いので大丈夫なのですが、夜は副交感神経、支配となり血流が少なくなります。脳に十分な血流が来なくなると困ります。

 

 また、身体各部の臓器、特に癌組織の周辺にある臓器は、血流と栄養不足は、大きなダメージとなります。脳に対して、血流を多くするように、矢の催促をします。

 

 脳は得意の指令系統を使い、交感神経に命令して、脳や各組織に十分な血流を送るよう指令を出します。

 

夜中に交感神経が動き出すと、昼間と同じ、血流の多い状態となり、全身が活発になりますので、眠れなくなります。

 

 安定した睡眠の中で、栄養が吸収され、身体各部の修理、免疫能力の強化、様々な機能の強化が、できる時間帯です。

 

 それらが妨げられる、睡眠不足は癌患者さんにとって、大きなストレスとなります。癌組織はその混乱に乗じて、勢力を拡大し増殖します。

 

 眠れないということは、計り知れないほどのダメージを身体に与えます。

 

 眠り薬では本当の意味の眠りではありません。身体各部の痛い、苦しい、ダルイ、食欲がない、などの症状に対して副作用の強い薬をだし、睡眠薬で眠りを強制しても、肝臓、腎臓が、その副作用の解毒に追われ、安眠できません。

 

 その点、鍼灸治療では各症状に対応するツボに治療を加えるとともに、眠りのツボを刺激しますので、副作用がなく、健康体になろうとする自然治癒能力が出てきます。ここが鍼灸治療の安眠につながる、一番良いところです。

 

 鍼灸は効果が、短期間でありますから、週に2回は鍼灸を受けなければなりません。継続すると、食欲も回復して、元気になり、夜もよく寝られるようになります。

 

 薬のような副作用もなく、健康な体になって、症状が取れてきますので、鍼灸治療は癌患者さんにとって理想的な治療法と言えるでしょう。

 

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