臨床例

気胸 2015.08.13

気胸、普門堂高松市店、丸亀店へ

 

 気胸は若い人が自然気胸といって特別に何もしないのに、突然胸に空気がたまって苦しくなる病気です。気胸でたまった空気を、注射針で抜いたり、手術をします。自然気胸でも、軽い場合は安静にして1週間ぐらい放置していると、空気が血液に溶け込んで無くなります。

 

 鍼灸では、なぜ気胸が起きるか、考えた場合。提鍼で患部を診察してみると、虚の反応が現れています。これは胸の一部が弱っているわけです。この弱りによって、空気が上手く循環できず、気胸となって肺の一部にたまるのです。

 

 鍼灸治療では、この弱っている部分に知熱灸をして補います。その部分が知熱灸によって、強くなると、胸の血液循環が上手くいって、気胸にはなりにくい身体になります。

 

 臨床例1 30代の女性、


 
 時々、気胸になることがある。前回は気胸といわれて、手術を勧められた。手術は嫌いなので、自宅で1週間ほど安静にしていたところ、自然に良くなっていた。

 

 今回は2日前から、呼吸が苦しくなり、うつむくと、右胸の上のほうでポコポコと音がする、前回と同じく、気胸の症状だ。病院へ行くとまた検査をした挙句、手術を勧められるので、病院へ行くのは止めた。

 

 気胸は鍼灸では何とかならないものですかねえ、と言うので早速診察してみた。右胸の上のほうで、皮膚表面、直径3センチほどの円に、虚の反応が現れていた。

 

 この反応を取り除けば、良くなるのではないか。早速治療点を探してみると、患部のちょうど反対側の、胸が治療点となっていた。鍼灸ではこのように反対側を治療点とすることはよくある。

 

 虚の反応であるから、知熱灸で補うことにした。治療点に対して5回どうり知熱灸をして、反応が無くなったのを確認した。どうですか呼吸と、前かがみの運動をして見て下さい。

 

 あら!! 先生、ポコポコという音が半分くらいに減っているし、呼吸もだいぶん楽です、という。

 

 そこで治療点の少し上方を提鍼で探ってみると、2センチくらい上のほうに虚の反応が残っていた。そこに後5回、知熱灸を追加した。

 

 これでポコポコという音は完全になくなった。呼吸もすっかり楽になった。お灸治療で、気胸になっていた空気はどこへ行ったのか、それは分からない。

 

 若い男女は、自然気胸になることが、あんがい多いのです。軽いものならそのままにしておいても、1週間ほどでよくなります。鍼灸をすると、即効性もあり、なりにくい体質にもなります。

 

 気胸になったら、すぐに手術をせずに、普門堂鍼灸院の高松市店または丸亀店まで、お気軽にご相談ください。

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