鍼灸おもしろ日記詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

　これは案外知られていないのですが、全体食は痩身のためには、なくてはならぬ重要な条件です。人間は頭から足の先まで、髪の毛から始まって、能、目、鼻、口、皮膚、骨、内臓、筋肉、血液、すべてのものが揃って初めて人間なのです。

　食べ物も玄米、ゴマ、納豆、豆、わかめ、昆布、小魚、小海老、など全体を食べる食物は、すべての栄養が揃っています。

　全体食が胃腸の中に入ると、すべて必要な栄養がバランスよく揃っていますので栄養の吸収がスムーズなのと、もう１つ重要なことは大腸にいる大腸菌類にとっても、すべての栄養素が揃うので、その活動が活発になります。便通がよくなり、肌がつやつやします。特に体重が自然に減ってくるという特徴があります。

　白米、刺身、肉、ソーセージ、ハム、マーガリン、油、白砂糖、などすべて部分食です。部分食の持つ偏りが、健康を害したり、肥満の原因になっています。

　例えば白砂糖を取ると、体内の骨からカルシウムを取り、それをくっ付けてはじめて栄養素として体内の役に立つのです。骨粗しょう症になるのは、白砂糖の害が１番大きいと言われています。

部分食はすべて偏っていますので、体内に入ると必要な栄養素を体内から調達して初めて一人前の栄養素となります。このため身体に負担をかけます。

昔から人間は腹いっぱい食べて満足していました。ダイエットをするために食事制限をするのは自然の摂理に反していますから、健康を害したり、リバウンドしてかえって肥ってしまう結果になります。

　肉、脂っこい食事、ケーキ、てんぷら、刺身、から揚げ、などを腹いっぱい食べていると1日に5,000k㌍ぐらいにはすぐなります。

うどん、そば、ご飯、芋、穀物、野菜、海草、小魚、小エビ、などを食べていると、腹いっぱいたべても、1日に2000k㌍ぐらいでおさまります。

食べ物のカロリー計算表は本屋さんに行くといくらでも売っています。カロリー計算を徹底的にやれば、腹いっぱい食べても1500ｋ㌍で収めることも出来ます。

しかし、痩せるのも徐々に痩せるのが1番よいのです。無理はしないでください。

それと、間食は絶対にダメです。油を使うとカロリーはぴんと跳ね上がります。

運動にも痩せる運動と肥る運動があります。マラソンのように長距離を飛び跳ねる運動は身体がだんだん痩せてきます。相撲のように力を必要とする運動で、短時間で決着がつく運動は肥ってきます。バスケットのようにジャンプを必要とする運動は背が伸びてきます。バレーやスケートのように観客に見せるスポーツは、身体がしなやかに、身体もスマートになります。これらはその運動をするため、必要な要素を脳が指令を出して、そのような身体に創り変えているのです。

　運動の1番基本的なのは歩くことです。歩くことは痩せる運動と、肥る運動の中間です。

しかし、なるべく早く歩き、しかも30分以上歩くと、痩せる運動の部類に入ります。

　運動は痩せるだけでなく、骨密度の向上、血流がよくなる、内蔵機能の強化、バランス感覚の向上、筋力アップ、その他すべての機能が向上するので、基本的な体力向上には欠かせないのです。

　基本的な体力は、栄養剤、医者、栄養食品、鍼灸、整体、漢方、など、なにをしても与えてくれるものではありません。自分で運動をして造るものです。

　基本的な体力が向上すると、生活のリズムがよくなる、肩こりや腰痛が無くなる、ストレスを発散できる、不眠を解消できる、仕事にも遊びにも活動的になる。無理な仕事もカバーできる、など良いことがたくさん付いてきます。

　運動は自分に合わせた種類や運動量を設定すること、少しづつ増やしてゆくことが長続きするポイントとなります。

　スポーツクラブに行くと大勢の人がトレーニングをやっていますので、仲間が出来たり、種類が豊富にあり、楽しく運動が出来るので、3日坊主になることが少ないようです。