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なぜ便秘になるのか 2011.05.17

なぜ便秘になるのか?


 便秘で困っている人で、なぜ便秘になるのか分からない人が多い。子供のころからの習慣で、お菓子、ケーキ、果物、ジュース、コーヒー、など食事の合間に、当たり前のように食べている。

 

 その当たり前の中に便秘の原因が隠れている。なぜ! どうして! お菓子が悪いの? そこのところを今回、丁寧に解説していこう。

 

便秘もその人の生活習慣が大きくかかわっています。その習慣を治せばひどい慢性の便秘も改善されて毎朝、快通するようになります。

 

ところが原因をそのままにして、簡単に快便する薬ばかりに頼っている人がなんと多いことか。これではいつまでたっても便秘は解消されません。

 

原因をしっかり理解して、なぜそうなっているのか、系統的に納得した上で現実に実行して頂ければ再び便秘になることもないでしょう。

 

 3度の食事以外の時間に、お菓子、ジュース、果物、コーヒーなどを食べている人の場合、胃腸の消化機能は休む暇もなく働くことになります。たくさん食べなくても食べた時はすぐに消化吸収する作業を始めます。

 

 その為、内臓は休む暇がありません。自然治癒能力といって身体の悪くなっているところがある場合、内臓はお腹が減っている時に修復するのです。

 

 ところが、お腹が減ったなーと思うと、すぐに何か食べ物が入ってくると、内臓は食べ物の消化吸収のために働くことになります。

 

 これでは内臓の機能回復や故障している部分の修復をしている時間が無くなってしまいます。毎日、毎日、この繰り返しをしていると、やがて肝経とか腎経(東洋医学系の名前)という身体の中の機能が弱ってきます。

 

 特に、肝経は臀部と関係が深く、おしり近辺の機能を充実させています。その為、便はスムーズに出てくるのです。この肝経が弱ってくると、おしり近辺の機能も弱ってきます。

 

 お尻の力が弱ってくると、便をお尻のほうに呼び込む力が弱くなるので、便が大腸の上のほうに留まって、肛門の近辺まで下りてこないという現象が起きます。

 

 こうなると便意を催さなくなるのです。3日も4日も大便が出ないという人は、だいたいこのような状態になっている人が多いのです。

 

 永年の生活習慣から慢性便秘は起きているので、治すのもすぐに治ると思ってはいけません。根気強く、信じて実行してみてください。

 

 まず3度の食事は腹いっぱい食べてもかまいません。食べ過ぎはダメです。必ず実行することは、間食 (お菓子、果物、コーヒーなど) を止める事です。
お水とお茶はかまいません。ケーキ、チョコレートなどが食べたい時は食事のすぐ後に食べるのはよいです。

 

 これを実行していると、腹が減る時間が多くなります。この時間がとても大切なのです。腹が減っている時に、内臓は身体の中で機能が悪くなっている部分があると修理改善するために全力で働きます。

 

 おしり近辺の機能回復も出来るのです。ただ慢性便秘の場合は永年の生活習慣によるしわ寄せが改善するまでは、2か月ほどかかるかもしれません。

 

 しかし、永年の慢性便秘と決別するためにはこれぐらいの努力は覚悟して、根気良く実行してみてください。必ず、慢性便秘は解消されます。たかが間食と侮ってはいけません。それが大敵なのです。

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