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世にも不思議な肝実 2011.08.25


世にも不思議な肝実


 肝実というのは肝臓系統が働き過ぎて、怒りだした症状である。これがまた、何ともお騒がせな症状をたくさん出してくる。

 

 ぎっくり腰、寝違い、高血圧、全身の緊張、歯ぎしり、膝関節痛、こむら返り、緑内障、目の痛み、頭痛、肩こり、など数え上げたらきりがないぐらいある。

 

 鍼治療はこの肝実の治療を最も得意としている。鍼、3000年の歴史が今も続き、これからも活躍できるのは、鍼の持つ、肝実を取り除く威力が多分に貢献する。

 

 それではなぜ肝実という症状が起きるのだろうか?  肝臓という臓器は欲望をつかさどっている。食欲、性欲、金銭欲、権力欲、名誉欲、仕事欲、等すべての欲に肝臓系統は関わっている。

 

 その為、積極的でバリバリ仕事をこなし、ブルドーザーのように開拓してゆく。食欲も旺盛でよく食べ、酒も飲み、タバコも吸う、すべてにおいてたくましい働きをする。

 

 肝臓系統は内臓の中で中心的な働きをする。欲望が強いのでその欲に歯止めがかからず、ツイツイ、行き過ぎてしまう。

 

その付けが肝臓に跳ね返ってくる。欲望のままに過食、過労、の日が続くと、肝臓は疲れ果てる。それでも働かなければ生体の処理が追いつかない。

 

 ここで肝臓は過労のため寝込んでしまうのかと思いきや、肝臓は逆に緊張して、過敏になり、怒り出してしまうのである。


 この状態の時、起こる病気が上記に記した、ぎっくり腰、寝違い、高血圧、等の症状となって現れるのだ。

 

 肝実になりやすい一番の原因は、間食、過食、夜食、美食、が多い。食欲というのは肝臓の欲望の中でも最もポピュラーなもので、多くの現代人は知らず知らずのうちに、肝臓に負担をかけ続けている。

 

 肝実というのは急激に来ることもある。ぎっくり腰、寝違い、頭痛、などは急激に来る部類である。長年の積み重ねで来る肝実の代表的なものは高血圧、緑内障、膝関節痛、などである。

 

 では、肝実にならないためにはどうすればよいか?  休肝日というのがある。酒飲みの人がよく使う言葉だが、普通の人も休肝日を作らなければならない。

 

 朝、昼、夜、食事をして、その間に間食をする、ひどい人になると夜食も食べる。これは酒飲みが休みなく酒を飲んでいる状態と全く同じなのです。大切な食事といえども、休みなく食べ続けていることは良くありません。

 

 その為には、間食と夜食を完全に止めることです。ケーキやお菓子を食べたい時には、食事の時間に食べてください。間では水やお茶だけにしてください。

 

 間食を辞めると、すごい空腹感を感じます。この空腹感を感じているときが、肝臓の休憩時間帯です。ここでは絶対に食べてはいけません。肝臓を休ませてあげましょう。

 

 毎日、肝臓に休憩時間を与える習慣を作ることによって、あなたの肥り方も、健康も、今までとは全く違ったものに変わってきます。実行することによって健康な身体を実感してください。

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