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料理に使う油は何が良いか 2018.01.29


 料理に使う油は何が良いか

 

 大昔は油を抽出して使う風習は無かった。油のすべては自然の動植物に含まれる油で健康を保っていたのである。しかし、現代ではあまりにも食生活が多様化したので、油を使うことが避けられなくなっている。

 

 油は酸化する速度が速く、良い油ほど新鮮な物からじかに食べることが求められる。したがって本当に良い油を健康のために取る場合は、青魚、クルミ、ナッツ、アーモンド、肉の脂身、ゴマ、貝類、などを食べる事が原則となる。

 

 したがって最高に良い油でも、抽出した油の場合は、優秀食品のランクには入っていない。かなり健康に気を使って抽出した油でも、1ランク下がって「とても良い食品」のランクに入るのがやっとである。

 

 ましてや、安物の油の場合は、抽出する時に化学薬品を使い、無理に油と粕を分離させる方法を取る為、油の中に健康に悪い添加物が残ることが多い。

 

 当院ではいろいろな油を買ってきて、5人の検査員によって、油が生体にどのように反応するかを検査してみた。身体に良いと言われているオリーブオイルで検査してみると、オリーブオイルでもとても良い食品にランクされるものから、下位の方にランクされるものまでイロイロである。

 

 製造会社によって製造工程の違いや、健康に対する考え方の違いが、同じ原料を使っても製品に現れるものと思われる。ブランド名、高い値段、オーガニック、高級感のあるラベル、などいかにも良さそうなメーカーの品が下位の方にランクされることもあった。

 

 あくまでも、脈診術による生体反応で良し、悪し、を判定しているので、食品添加物がどの程度入っているか、などの事は分からない。食品を手に取り、脈診をして、その食品に対する拒否反応を脈診術で判定している。

 

 5人の検査員がそれぞれに検査をして、その結果を合わせるのであるが、だいたい7割から8割の確率で一致している。すべての結果を最後にリーダーが再確認して、食品ランク表に載せているのである。

 

 上記でも記したように、同じオリーブで作った油でも、会社とその製品によって、ばらつきが多い。下記に良い商品と思われるもので、ランクがどのようになっているか、載せてみる。

 

 優秀食品       なし

 とても良い食品    ごま油 かどやの純正
BOSCO オリーブオイル 日清
            HCT オイル 日清
            オレインリッチオイル ひまわり油 昭和
            綿実油 日清
            ヘンプシールドオイル 麻の実油 ドイツ産

 良い食品       アマニ油 イタリア産

 普通の食品      オーガニックオリーブオイル イタリア産
            こめ油 日清
            グレープシードオイル イタリア産

 注意する食品     大白 ごま油

 

 油といってもあまりにも多くの種類がある、今回はほんの一部であるが検査結果を報告する。上位にランクされている商品は安心して使って良い商品であるが、酸化が早いので、開封したらなるべく早く消費するのが良い。

 

 それから油といっても、トランス脂肪酸である、マーガリン、ショートニング、ファットブレッド、などの商品は絶対に使ってはいけない。又、それらが入っている商品はあまりにも多く、加工食品を食べる人ほど摂取量が多くなる。

 

 マーガリン類はバター入りとかその他、良さそうな名前を付けて、スーパーで大いに売り出している。純正のバターなら良いが、その他の商品には気を付けたほうが良い。

 

 天ぷらでも味わえるように、油を使うと美味しさが一段と際立ってくる。そのため、お菓子類、インスタントラーメン、洋菓子、調味料、など各種食品の中には油が30%から70%も含まれていることが多い。

 

 これらの食品に使われる油は、ほとんどが安物の油や、マーガリンなどのトランス脂肪酸が使われている。オメガ6の油が良くないと言われているが、オメガ6とオメガ3は体内では造られないので、外から取らなければならない、その為、必須脂肪酸と言われている。

 

 ところがオメガ6は、安物の油がほとんどの食品の中に紛れ込んでおり、オメガ6の油は取り過ぎになっている人がほとんどである。その上、家庭で使う油までオメガ6系の油を使うと身体にとって害になる為、オメガ6の油は良く無い油となっているのだ。

 

 当院で作成した食品優劣ランク表で上位の食品を取っていれば、加工食品に含まれるオメガ6系の油を取り過ぎになることは少なくなる。オメガ3とオメガ6の割合は1:4が理想と言われている。それが現代では1:10とか、1:15の比率で体内に取り込まれている人が多い。

 

 体調不良を訴える人の多くは、油のバランスが悪くなり、血液が粘って血液循環不良となり、あらゆる疾患が出てくるものと思われる。オメガ6系の油も必要な油ではあるが、取り過ぎは体調不良の引き金となる。

 

油は、飽和脂肪酸「動物の油」 不飽和脂肪酸「植物の油」に分けられる。

 

飽和脂肪酸 バター、ラード、肉の脂身、ベーコン、パーム油。

不飽和脂肪酸
オメガ9 オリーブオイル、キャノーラオイル、紅花油、
オメガ6 コーン油、綿実油、ごま油、大豆油
オメガ3 えごま油、アマニ油、チヤシード、青魚。

トランス脂肪酸
マーガリン、ショートニング、ファットブレッド、加工油脂。

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