臨床例

  1. ホーム
  2. 鍼灸おもしろ日記一覧
  3. 鍼灸おもしろ日記

不妊症と半断食 2016.04.22

不妊症と半断食

 

 昔、貧乏人の子沢山といわれて笑われた時代がありました。どういう訳か貧乏人の家に限って、次から次へと子供が生まれるのです。ところが裕福な貴族の家では、子供が欲しくても、出来にくい家がありました。

 

 これはどういう原理が働いたからでしょうか? そこに飢餓というストレスが関係していたのです。飢えるということは生命維持にとって究極のストレスとなって脳を刺激します。

 

 脳は今のうちに早く子孫を残して置かなければ、これ以上、飢餓状態になればもう子孫は残せない、そういう危機感を抱きます。生命体は自分の個体維持と、次の世代に子孫を残すという本能があります。その為、子供が生まれやすくなるのです。

 

 また、人間の細胞は500兆もあるといわれています。その500兆の細胞も飢餓にさらされると、いっせいに活発になります。何とか栄養を取り込まないと、自分の存在が危うくなるからです。

 

 運動を毎日続けると、筋肉がつき、隆々とした筋肉の持ち主になります。これと同じことで、半断食をすると、毎日毎日が飢餓のストレスにさらされます。このストレスが500兆の細胞を活性化させ、生き抜く力を最大限に引き出そうとするのです。

 

 そこには、精子も、卵子も、子宮内部も、全てのホルモンも、活性化するのです。薬でチマチマ、ホルモンを投与する不妊治療に比べると、なんと本格的で、自然で、副作用の無い、優れた方法ではないでしょうか。

 

 不妊症の人にこの話をすると、びっくりして、私は子供を作りたいため、栄養のあるものを沢山食べることを心掛けていました。それは逆のことをしていたのですね。目からうろこが取れたような気分です。

 

遺伝子は変化する。

 

 遺伝子というのは、ストレスに対応して変化していくのです。抗生物質も投与し続けると、細菌が遺伝子を変化させ、抗生物質に対抗して生き延びる遺伝子に生まれ変わります。これが、いま世間で問題になっている、抗生物質が効かない菌の誕生です。

 

 元々子供が生まれにくい遺伝子を持った女性であっても、半断食はストレスの繰り返しですから、遺伝子そのものが変化してゆくのです。人間の本能であるところの、子孫を残そうとする遺伝子が活発になり、子供が生める遺伝子に変わってゆきます。

 

 細胞の初期化で、最初にイギリスでドーリーと言う名の羊が生まれました。胸の細胞を取って初期化した細胞から生まれた羊です。普通の細胞は胃の細胞は胃になり、目の細胞は目になります。胃の細胞から目が出来たりはしません。

 

 別々の機能によって、生命体はそれぞれの細胞に守られています。その細胞を初期化するにはどうするか?初期化した細胞を増殖したら人間にも、羊にも、その種類の生物になります。

 

 細胞を少しとって、試験管で培養します。ある程度の大きさになったら、普通20㌫の栄養を与えたとしますと、その栄養を0,5㌫に減らします。飢餓というショックを細胞に与えるのです。

 

 細胞は生き延びるために必死になります。このとき自ら遺伝子を変化させ、生き延びる工夫をして変化します。それが初期化です。細胞から元の種に戻るのです。種に戻ると、冬眠が出来ます。冬眠すると、少ない栄養でも何年も生きながらえることが出来るようになるからです。

 

 初期化した細胞は種ですから、栄養を与えると、一固体として全ての細胞に変化して生命体となります。ここで言いたいことは、飢餓というショックは、初期化するほど、遺伝子の組み換えを可能にするということです。

 

 半断食という軽い断食でも、半年も続けると、遺伝子は必ず変化します。健康な身体になり、善玉菌優勢の腸内環境になり、精子、卵子、ホルモン、子宮内部、卵巣、全てが活発になります。

 

半断食の仕方。

 

 半断食は夜6時に食事をしますと、次の日には、朝ジュース1杯だけ飲みます。昼食までそれで我慢します。夜の6時から、次の日の12時まで、18時間の間にジュース1杯だけ、これが半断食です。

 

 昼食と夕食は、軽く腹いっぱいで終わりにします。食べ過ぎはいけません。又、間食や夜食も厳禁です。水かお茶はいくら飲んでもかまいません。この食事内容を厳格に守ることによって半断食は成功します。

 

 朝のジュースは、バナナ、りんご、ニンジン、キャベツ、レモン、その他、野菜なら何でもよいを入れて、豆乳をひたひたになるぐらい入れ、ミキサーでドロドロのジュースを作ります。食物繊維と栄養たっぷりのジュースが出来ます。市販の野菜ジュースではダメです。自分で作りましょう。

 

 味付けにヤクルトを1本入れてもかまいません。美味しく、楽しんで飲んでください。市販のジュースは長持ちさすために添加物が入っています。新鮮な酵素も飛んで無くなっているので、自分で作ったジュースが一番です。

 

 余ったジュースは、昼食や夜食の時に飲みましょう。病気知らずの健康な身体になり、しかも子宝が授かるという幸運が必ず訪れます。

 

ご予約・お問い合わせ>

休診日カレンダー

休診日アイコン

[施術時間]
丸亀本院:
AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院:
AM8:30~12:00/PM2:00~7:00

  • 痛くしない鍼 がまんしない灸
  • 長年の経験から得た臨床例
  • 「あ!そうなんだ!」がいっぱい見つかる
  • 症例別の原因や治療法が早わかり
  • 当院の鍼灸治療動画
  • 普門堂鍼灸院公式Facebook
普門堂鍼灸院(丸亀本院)
〒763-0082
香川県丸亀市土器町東1-383
TEL/FAX 0877(25)1491
地図を見る
普門堂鍼灸院(高松院)
〒761-0101
香川県高松市春日町1593-1
TEL 087-899-6861
FAX 087-899-6862
地図を見る
埼玉普門堂鍼灸院
〒350-1137
埼玉県川越市砂新田1丁目11-36
TEL/FAX  049-257-5985
地図を見る
PAGE TOP