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肥満の原因と痩せる対策 2008.03.26

1、肉や脂肪分の過剰摂取。

 

水分はそれだけでは流れてしまって細胞の中に留まっていられません。肉や脂肪の過剰摂取による脂肪分が細胞の中に増えると、それに見合った分量だけ水分は脂肪と一緒に蓄えられます。脂肪が減れば水分も減り、脂肪が増えれば水分も増えると言う関係になり体重が増える原因になります。肉や脂物を食べないようにすることが肥満防止に欠かせないポイントになります。

 

2、肉に含まれる女性ホルモン、抗生物質。

 

牛肉は丸々と肥らせ、しかも柔らかい肉、霜降りの脂肪分がたっぷりの肉質にするために飼料の中に女性ホルモンを混入して食べさせています。その肉を食べた時に残留女性ホルモンを同時に食べさせられています。人間は体重を減らす為に大変な努力をしているのに肥る薬が食材の中に入っているのです。

鶏肉、豚肉は成長促進させる抗生物質を餌にまぜて食べさせています。抗生物質を添加すると、栄養分の吸収が良くなり早く肥ります。また、早く成長する為に経済効率が良く儲かるのです。ここでも肥る薬が使われています。

 

3、運動の不足。

 

水分の代謝は筋肉によって促進されます。むくみが足に出たり、顔に出たりしますがこれは水分の代謝が悪いからです。むくみは全身に出る可能性があります。筋肉が弱いと全身の収縮が緩慢となり静脈血もリンパ液も思うように代謝されなくなるのです。それがむくみの元です。運動をして筋肉が付くと、少しの動きでも筋肉の収縮が盛んに行われる為、血流もリンパ液も動きが活発になりスムーズな水分代謝が行われます。

 

また筋肉が多くなるとカロリーの消費量が多くなり、新陳代謝が活発になると共に身体が温かくなります。

 

4、甘いものの取りすぎ。

 

甘いものは体の中で脂肪となって蓄えられます。脂肪になるとそれに見合った水分を必要としますのでどうしても肥 る元になるのです。

 

5、肉に含まれる抗生物質

 

鶏、豚、牛、は狭い囲いの中で飼われています。運動をさせないと肉が柔らかくなり、脂肪分がつき、肥りやすいの で、効率の良い肉が生産されます。ところが運動もさせないで何千頭も飼育されていると伝染病が発生したとき一度に 何千頭も死んでしまいます。

 

飼育農家が一番心配するのは伝染病です。そこで飼料の中に抗生物質を混ぜて食べさせるのです。こうやって予防し ておくと飼育農家にとっては安心です。この肉が食肉として我々の食卓に出てきます。当然、残留抗生物質があります から、全く知らない間に抗生物質を食べていることになります。

 

6、残留抗生物質は肝臓を興奮させる

 

抗生物質は人間にとって異物ですから、肝臓で解毒されるときに肝臓を傷めます。肝臓は傷つけられると、異常興  奮してそれ以上の力を出して消化機能を高め、抗生物質が入ってきても総て解毒してしまう体制を作り上げます。異  常興奮して消化能力が高まると、食欲が異常に昂進するのです。食べても食べてもまだ食べたいという人に肝臓機能  の異常昂進がみられます。そのためにどんどん肥るようになります。

 

7、養殖魚、加工食品も肝臓を興奮させる

 

鳥、豚、牛、と同じで養殖魚も伝染病が心配で,抗生物質を餌に混ぜて食べさせています。養殖魚で心配なのは「薬漬け」であります。狭い生け簀の中で大量の魚を飼うため、病気が発生しやすい。その対策としてさまざまな医薬品が投与されています。

 

また加工食品,(かまぼこ、フライドポテト、ソーセージ、ハム、カップラーメン、佃煮)は流通に乗せるため品質が低下しないようにあらゆる食品添加物が使用されています。人間にとっての異物は、肝臓を傷めますので、肝機能の異常興奮となり、食欲の異常昂進につながります。

 

痩せる対策

 

1、腹いっぱい食べても良い

 

食事の量と肥満はあまり関係がありません。それよりもカロリーたっぷりな食事か、カロリーの少ない食事かによって肥満になるか、ならないかの分かれ道となります。

 

1日に8,000カロリーの食事を取る人と、2,000カロリーの食事を取る人では4倍の開きがあります。食事の量だけで考えますと2,000カロリーでも腹いっぱいになる食事を作ることは簡単です。野菜や海草はほとんどカロリーはありません。根菜類や、穀物、果物、類をプラスすることによって2,000カロリーの食事を作って、腹いっぱいになる量はいくらでも出来ます。

 

2、人間腹いっぱい食べないと我慢できない

 

終戦直後の日本人はみんな痩せていました。腹いっぱい食べていたのですが、肉などは1年に1回くらいしか食べられませんでした。麦飯7割に対しておかずは3割、それも味噌汁、野菜、漬物、海草、小魚類でした。食べるために一生懸命働いて家族を養っていたのです。その人たちは元気なお年寄りになって日本の寿命を引き上げています。食べるのを我慢して痩せるのは長続きしませんそれよりも思いっきり食べて、仕事も、運動もして健康に痩せる事が一番良いのです。

 

3、丸ごと食べると健康になりやせる。

 

玄米、ゴマ、豆、とうもろこし、ひじき、海草、小魚、果物、野菜、なんでも全体を食べることが健康と痩せるポイントになります。刺身や精白米など余分なものを捨てて美味しい所だけを食べていることに間違いがあるのです。人間の身体は全体があってこそ人間なのです。食べ物も全体を食べないとバランスが崩れてしまいます。特に皮のところに痩せる養分がたっぷり含まれているのです。一番良いのは主食を玄米食にすることです。

 

4、意外と粗食が肥満解消にとても良い

 

日本人も昔は皆が粗食でした。肥っている人はほとんど居なくて痩せていましたが元気で力も強かったのです。インドや北朝鮮のニュースを見ていると、民衆の映像は皆、痩せている事に気が付くことと思います。

 

食事が貧しいのですが、決して腹いっぱい食べられないのではありません。腹いっぱい食べていても粗食の場合は肥れないのです。肉や脂肪分の多い食事が極端に少ない為、脂肪分が体内に溜まる事がないのです。脂肪が溜まらないと水分も必要量意外は体外に排出されます。

 

昔の兵隊は30㎏の重装備を身に付けて40キロの道のりを行軍していました。貧しい食事をしていてもこれだけの力があり、耐久力も優れていたのです。

日本人は明治、大正、昭和初期の人が長生きしていますが、粗食でも長生き出来ます。粗食が身体にとって有益であることを見つめて欲しいものです。

 

5、運動には万歩計を必ず付けて生活しましょう

 

日常の生活の中で2,000歩から4,000歩ぐらいしか歩かない人が案外多いのです。毎日の運動量としては、少なくとも8,000歩以上の運動量が欲しいものです。理想的には10,000歩を目的としましょう。その為には万歩計を腰に付けておくことです。毎日チエックする習慣を付けると気になって歩くようになります。

 

朝、昼、晩、5分間の散歩をしていると、知らない間に10,000歩を歩いています。ちょっとした散歩ですから全く苦になりません。運動で筋肉をつけるとそれだけで新陳代謝が活発になり、寝ているときでも痩せる機能が働いてくれます。

 

6、間食は絶対にしてはいけません

 

3度の食事は腹いっぱい食べても、間食や、夜食をしてはいけません。果物やおやつなど好きなものを食べるときは、食事の後に食べましょう。また食事をだらだらと長時間かけて食べるのも良くありません。腹いっぱいと感じたらぴたりと止める習慣を付けて下さい。

 

カロリーの少ない食事は腹いっぱい食べてもすぐに腹が減ってきます。この空腹感が内臓の健康にとってもっとも大切な時間帯なのです。内臓が健康であると水分の代謝が正常に行われ肥らないのです。

 

若者でいくら食べても痩せている人がいます、これは水分の代謝がとても良いのです。逆に言えば肥っている人は、内臓が不健康になっているといえます。

 

7、肥らないことはすべての健康につながる

 

癌、脳卒中、心臓病、糖尿病、など成人病はもちろん、肩こり、腰痛、目の疲れ、その他もろもろの病気に対しても効果があります。肥っているということは不健康だから肥るのであって、多くの病気になる要素を持っているということです。肥らないということは健康になる努力をしているということであって、すべての病気になりにくい体質に改善されているといえましょう。

 

私たちの周りには年をとって突然、大変な病気になって死んでしまったという人はいくらでもいます。日常生活の中で病気は静かに侵攻しています。その病気の原因を取り除くためには、自分で健康を造り出してゆく努力をする事が大切なのです。

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